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阿蘇白水温泉「瑠璃」 物産館「自然庵」 水加工場「はくすい」 観光案内 リンク集
 
 
水加工場はくすい
   
   
 



  新村は、阿蘇カルデラの南部の南阿蘇と言われる地域に位置しており、東側は中央火口丘から西南に緩やかな傾斜をなして、そこに水源を発する白川を低地としています。標高600m以上は、その大部分を山林、原野で占めており、北は阿蘇山上、草千里、火口原を結ぶ線上で区切られています。西は南阿蘇の入口にあたり、白川が、阿蘇谷を北から流れてくる黒川と立野火口瀬近くで合流し、白川となって熊本平野へと下っています。南は南外輪山分水嶺から北向きの傾斜地で西部俵山一帯の高原地域までおよび、低地は東の水源地域から西へと約300mの標高差があります。中央を東から西へと流れる白川の両側には、住宅地、商業地、耕地の大部分が広がり、展望性のある田園風景となっています。



  南阿蘇村のある阿蘇南郷谷は、白川沿いに発達した地形で、北には阿蘇山を構成する中央火口丘陵部、南には外輪山があり、東西にカルデラ底(平野)が広がっています。(上図)
  このような地形の中で特に南阿蘇村に湧水が多いのは、白川の水源として地底を流れる水の層よりも低いところに土地があるからです。
  村内の水源も、水の層より低いところにあるため水が噴出しているのです。


  白川水源で1年間に湧き出る水の量はおよそ3150万立方メートルと見られています。これは東京ドームを水でいっぱいにしたときの、約26杯分に当たります。これだけの水を地下で蓄え、地表に湧出するのに必要な土地の広さ(流域面積)は、約20平方キロメートルです。しかし、白川水源の周り(流域面積)は、約3.2平方キロメートルしかありません。では、東京ドーム26杯分の水はどこから生まれてくるのでしょうか?
  専門家の調査では、阿蘇中岳や高岳、高森町前原に囲まれた部分までの範囲が、白川の年間湧水量をまかなう広さ(流域面積:上図)となっています。
  南阿蘇村で利用する水の多くは阿蘇の山々や高森の一部で蓄えられ、地下をくぐって南阿蘇村で湧出しているのです。
   
 
 


   お米を始め、南阿蘇村で作られる農作物に必要な水は、ほとんど湧水や地下水でまかなわれています。村内には地下水を利用した井戸が550ケ所以上あり、自然の自噴井戸もたくさんあります。井戸は、飲料水や洗濯などの暮らしに使うほか、農業用としても活用されています。
  旧白水村の名前も水に関係あり、泉の文字を白と水に分けて「白水」となりました。現在は、「水の生まれる里」として県内外の方に親しまれています。


  白川水源の地下水は、深さ35〜50m付近にある地層を流れていると考えられます。このような水が流れる地層を帯水層と呼びます。帯水層には、雨や田んぼなどに使う灌漑水の影響を受けやすい(不圧帯水層)と、地表の水が浸透しにくい硬い岩盤に挟まれた(被圧帯水層)があります。
  白川水源は、雨などの影響を受けにくい(被圧帯水層)を流れており、土壌による「濾過」や微生物による「分解」できれいになるほか、長い年月にわたって地下を流れる途中で炭酸ガスや鉄、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが溶け込み、おいしさを増しています。
  南阿蘇村の水は、特にカルシウムが多く、味がよいと言われています。
 
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